はじめまして。
Sugitama-Lab.(スギタマラボ)を運営している sugitama と申します。
本ブログにお越しくださり、誠にありがとうございます。
本記事は、本ブログのコンセプトと、運営者のプロフィール遍歴をつづった内容となっております。
本記事を読んでも、誰の何の徳にもなりません。
ですが、このブログを立ち上げるに至った経緯などを記載しています。
読んでいただき、何か共感していただけるものがあれば、とても嬉しいです。
当ブログのコンセプト
当ブログは、
SOLIDWORKSで “ものづくり” をより楽しく
というコンセプトで運営をしております。
3DCADを使ったことのない方や不慣れな方にも、SOLIDWORKSの魅力・楽しさ・便利さをわかりやすくお伝えできればと思っております。
また、SOLIDWORKSの便利な設定や使用方法、TIPSなども発信していきます。
運営者プロフィール
メカ設計をなりわいにしている30代サラリーマンです。
普段は設計事務所で、機械の設計を行っています。(主に成形機)
CADソフトは、主にSOLIDWORKS、趣味でFusion360も使うことがあります。
2DCADも使います。
家庭では、妻を支える旦那として、また6児の父親として精進中です。
最近、2歳の次男がウルトラマンにハマり、アマプラで一緒になって見ています(笑)
6年前に転職して、現在の機械設計を行う会社に就職。
機械設計の経験とSOLIDWORKSのスキルを存分に活かして、日々、設計業務に邁進中です。
仕事と育児で、あまり時間のない中ですが、発信する楽しさや記事を読んでもらえる嬉しさが味わいたくて、ブログをゆっくりじっくり継続しています。
誰かのお役に立つような、そんなブログを目指して日々更新していきます。
今後も、どうぞお付き合いの程よろしくお願いします。
当ブログを立ち上げるに至った経緯
以下は、運営者 sugitama の遍歴を綴らせていただきました。
かなり長いので、読まなくて結構です笑
ものづくりの楽しさを知った幼少期
幼少の頃、特に小学校低学年の頃は、迷路を描くことにハマっていました。
広告の裏紙一面を迷路で埋め尽くすみたいなことをよくやっていました。
一つのことに集中する能力は、ここで磨かれたように思います。
親から買ってもらったことはありませんが、たまに誕生日のプレゼントでもらうプラモデルであったり、ミニ四駆であったりを夢中になって組み立ててました。
また、厚紙で工作をしたり、創意工夫で何かに作り変えたりといったことが楽しくて、よくやっていました。
これらの経験・体験が、私をものづくりの世界にハマるきっかけだったのかもしれません。
機械工学の道へ走り出した学生時代
学生時代は、「ものづくりって楽しそう」と思い、機械工学を専攻していました。
たまたま私の従兄が高専に通っていたので、高専という学校に興味を持ちました。
高専のオープンキャンパスに参加して、「この学校に行きたい」と思うようになりました。
そして、一番わかりやすいものづくりである「機械工学」を勉強したいと思いました。
今思うと、機械工学じゃないほうが良かったなと思う時も正直あります笑。
高専で5年間、機械工学を学んだ後、大学の3年生に編入。
そして大学院の修士課程に進学しました。
機械工学をメインに、プログラミング、生物学なども勉強していました。
大学・大学院で、私の視野はめちゃくちゃ広がりました。
世界ってこんなに開けてたのかと思いました。
バイトと勉強・研究に明け暮れた学生時代でしたが、色んな人と出会い、尊い経験を得られた楽しい時間でした。
就職、そして心病む
大学院卒業後は、食品機械メーカーに機械設計職として就職しました。
ニッチな機械を作る会社でしたが、その分野では大手で、給料も地方の中では良かったです。
ただし、仕事量に対して明らかに人材不足で、残業がめちゃくちゃ多かったです。
残業時間は、普通の月は60時間、繁忙期になると3か月連続月100時間を超えるような感じでした。
毎日朝6時に起きて会社に出社し、終電で帰る。
家に着く頃には日が変わっているような生活でした。
ご飯を食べて、風呂に入って、、、2時ごろに就寝して、翌朝6時に起きる。
そしてまた出社して業務をこなす。そんな毎日でした。
「少数精鋭」の本当の意味は「人材不足」だとこの頃知りました。
入社3年目に新規技術の開発案件を任されました。
直属の上司が他部門や社外との折衝を担当し、実務を私が担当することになりました。
色々と難しい要素が詰まっていて、かつ失敗したときの損害が大きい案件でした。
食品機械は安全性を担保するため、コンタミなどに細心の注意が必要です。
万一コンタミが発覚すれば、お客さんの製品全回収、賠償責任などにもつながるからです。
それもあってか、上司からの指導はかなりきつく厳しいものでした。
設計上の相談や設計進捗確認のための打ち合わせを毎日して、毎日説教されていました。
当時、人生経験も社会人経験も浅い、入社3年目の27歳でした。
強く当たってくる上司からの指導を、上手にかわしたり受けたりする技術は、当時の私にはまだありませんでした。
今になってみると、あの辛い経験・あの厳しい上司がいてくれたおかげで、今の自分があるんだなと感謝しています。
また、私生活の面でも、結婚・出産といった人生の大きな変化が同時期にありました。
嬉しい出来事ではありますが、変化に対するストレスを感じることもありました。
仕事と家庭の両方のストレスで、精神的にかなり追い詰められていました。
当時は、仕事を放棄する勇気も、仕事を辞める勇気も、「しんどい」と言いだす勇気すらなかったです。
毎朝、仕事に行くのがつらくて、「このまま消えてしまいたい」と思いながら仕事に行っていました。
当時は、精神的にも体力的にも完全に疲弊しきっていましたね。
あの頃にはもう二度と戻りたくないです笑
悩んだ末の退職
頑張った甲斐あって、任されていた開発案件は一通り形になり、無事に実機に組み込まれて世にリリースされました。
仕事のほうもだいぶ落ち着き、精神的にも時間的にも余裕が持てるようになりました。
ですが、高圧的な上司とのやり取り、現場からの突き上げ、フィールドからのトラブル対応、タイトな納期に追われる日々、、、
「自分は今のままでいいんだろうか」
「これが自分のやりたかったことだろうか」
「このまま今の会社で働き続けて、明るい未来は来るだろうか」
思い悩み、考えましたが、なかなか自分から「会社を辞めたい」ということを、上司にも妻にも言い出せずにいました。
年に一度、上司と面談する場があり、その際に「会社を辞めたい」旨を伝えました。
上司との面談で、業務内容の変更や部署移動を進められましたが、精神的に応じれませんでした。
そして、丸4年間勤めて、食品機械メーカーを退職しました。
「落ちこぼれ」とか「根性のないやつ」という烙印を押されるのが怖くて、なかなか「辞める」を言い出す勇気を出せなかったです。
でも、そんなことは長い人生の中で大した話ではないと気付けたおかげで、辞める勇気を持てました。
フリーターという名の半ニート生活
退職してすぐの3か月間は失業保険をもらいながら、人生について妻とじっくり話しました。
機械設計職で追い詰められたこともあり、違う職種も経験したいと思いました。
正職にはつかず、飲食店、旅館清掃、家庭教師、警備員などのアルバイトをしました。
完全に無職の時期も数カ月ありました。
家族との時間を大事にしつつ、アルバイトの仕事で日々食いつなぐ生活でした。
これはこれで楽しい日々でしたが、「充実感」はそれほどありませんでした。
今思えば、やっぱり「ものづくり」の楽しさが忘れられなかったのかもしれません。
「働きたくない」と思っていた時期もありましたが、半分ニートみたいな生活を経験して、今、働ける喜びを感じています。
食品機械メーカーで得られた知識・スキル、そしてSOLIDWORKSとの出会い
食品機械メーカーに勤めていた4年間は大変なものでしたが、おかげで色々なスキルや知識を身につけることができました。
機械設計の基礎知識、組立に関する知識、機械加工の知識、作図能力、検図力、金属材料の特性、シール材の特性、SUS材のランクと扱い方、FEM解析とその妥当性評価、問題解決能力、他部門との折衝、強靭なメンタルなど
中でも、SOLIDWORKSを使えるということが、転職において非常に有用だということ私自身の経験から感じています。
食品機械メーカーに勤めていたときは、2DCADをメインに設計していました。
一部、強度解析であったり、複雑形状の部品の設計などで3DCAD(SOLIDWORKS)もサブ的に使っていました。
SOLIDWORKSを使い始めてから1年経過した頃に、自己啓発と思ってSOLIDWORKS認定試験(CSWP)を受験しました。
ハードな業務の傍ら、練習もした甲斐もあり、一発で合格できました。
CSWPは、ある程度練習すれば合格できるものだと思います。
興味がある方は、ぜひ挑戦してみてください。
転職活動で現在の設計事務所と出会う
転職活動を通じて、現在の設計事務所とご縁があり、成形機の設計・開発業務に携わらせていただいています。
CSWPという資格のおかげか、社内ではSOLIDWORKSの指南役をさせいてただいています。
お困りごと相談役であったり、新入社員に向けたSOLIDWORKSレクチャー役であったり、良いように使ってもらっています。
CSWPのおかげで、社内で色々と重宝してもらっています。
ありがたいです。
職場の雰囲気や職場の方々の人柄もいいですし、何より成形機の設計業務が、私にとって相性が良かったです。
成形機は
- 部品点数も数千点程度であり、一人の設計者で一台の機械を網羅的に把握できる
- コンタミの心配が不要で、構造的に安全であればOKである
- ユーザビリティ(使いやすさ)の優先度も高い
- 3DCADを使用して、機械全体を設計している
といったところが、食品機械とは異なり、とても面白いところだと思います。
機械のメーカーといっても、業界によって思想や方針が全然違いました。
転職したことで自分の適性にも気付けました。
SOLIDWORKSのブログ立ち上げ
SOLIDWORKSの指南役をさせていただく中で、もったいないと思ったことがあります。
それは、2DCADユーザーの方の中には「SOLIDWORKSが怖くてあまり触りたくない」と思っている方がいるということでした。
怖い理由は、「自分がモデルの変更をすると、他のファイルも変更されて、意図しないファイルにまで影響を及ぼすかもしれないので、保存ボタンを押せない」というのです。
SOLIDWORKSの理屈や仕組みを理解していないと、ファイルの変更すら怖くてできないという感覚になることを知りました。
ですが、せっかくSOLIDWORKSという便利なツールがあるのなら使わないと損です。
そして、SOLIDWORKSを使うことで、設計が楽しくなります。
初心者の方がSOLIDWORKSを使えるようになるまでのサポートとして、当ブログを立ち上げました。
まだまだ駆け出しのブロガーですが、皆様のお悩み解決をサポートいたしますので、どうぞよろしくお願いします。
今後ともご贔屓のほど、何卒よろしくお願いいたします。
ちょっとした息抜きにもなりませんが、ぜひお読みいただければと思います。