SOLIDWORKSでモデリングをしていると、
「この部品のフィーチャー履歴がぐちゃぐちゃで気持ち悪い」
「リンク切れでエラーが出るけど、この形状のまま使いたい」
「社外にデータを渡すから、設計手順(履歴)は見えないようにしたい」
と思ったことはありませんか?
そんな時に便利な、開いている部品を一瞬で履歴のないインポートボディに変換できるマクロを作成しました。
企業に勤めるプロの設計業務から、Maker版でDIYを楽しむ個人ユーザーのものづくりまで、幅広くご活用いただけます。
このマクロでできること
このマクロを実行すると、現在開いている部品に対して以下の処理を自動で行います。
- バックグラウンドで現在の部品を「Parasolid(.x_t)形式」として一時フォルダにエクスポートします。(Parasolidファイルは処理終了後に自動削除されます)
- エクスポートしたParasolidファイルを、SOLIDWORKSですぐに再読み込み(インポート)します。
- 元のモデリング履歴や不要な参照がすべて消え、「インポートボディ」を持った新規部品として開かれます。
すべての形状が単一のボディに結合されてしまうわけではありません。
マルチボディのパーツに対して実行した場合は、それぞれのボディが独立したインポートボディとしてそのまま維持されます。
元のファイルが自動で上書きされることはありませんので、安心してお使いいただけます。
こんな時に役立ちます
- 設計ノウハウ(知財)を保護してデータを渡したい時
取引先や加工業者へ3Dデータを渡す際、どのようにモデリングしたかという履歴(スケッチやフィーチャーの手順)を知られたくない場合に、単なる形状データとして渡すことができます。 - 複雑な外部参照を完全に断ち切りたい時
トップダウン設計などでアセンブリ内の他の部品に依存している(外部参照がついている)部品を、リンクエラーを気にすることなく完全に独立した単体部品として切り出したい時に便利です。 - データ容量を軽くしてPCの動作を安定させたい時
数多くのフィーチャーが積み重なってファイルサイズが肥大化してしまった部品を、シンプルなインポートボディに置き換えることで、データが軽量化され動作がスムーズになります。
「ParasolidRoundTrip」の使い方
STEP1:変換したい部品ファイルを開く
SOLIDWORKS上で、履歴を消去したい部品(.sldprt)を開いてアクティブな状態にしておきます。
STEP2:マクロを実行する
本マクロを実行します。
自動的に処理が走り、新しいウィンドウでフィーチャー履歴が消えた状態の部品が開かれます。
初回実行時など、部品テンプレートの選択画面が出た場合は、普段お使いのテンプレートを選択してください
STEP3:保存する
この時点ではまだ保存されていません。必要に応じて任意の名前を付けて保存してください。
無料ダウンロードの方法
以下のボタンからダウンロード画面に進んでください。
(※システムの都合上「購入」という表記になりますが、お支払いは一切不要です。)
Zipファイルを解凍後、任意のフォルダに保存し、SOLIDWORKSのマクロボタンに割り当ててご使用ください。
Sugitama-Lab. からのお願い
このマクロは、皆さんの設計業務を少しでも楽にすることを目的に公開しています。
もし「役に立った!」「作業が楽になった!」と感じていただけましたら、ぜひブログのコメント欄やXでのDMで感想を教えていただけると大変励みになります。
「こんな機能も欲しい」というリクエストもお待ちしております!

不具合やお気づきの点などもあれば、ご指摘いただけますとありがたいです。
アセンブリでも使いたい!など、ご意見有ればコメントください。
マクロのカスタマイズや作成代行も承ります!
「自社の業務ルールに合わせて、マクロの挙動を少し変えたい」「こんな定型作業も自動化できないか?」といったご要望はありませんか?
Sugitama-Lab.では、SOLIDWORKSのオーダーメイドマクロ作成サービスも承っております。
ご相談はお気軽にどうぞ!
まずは、お気軽にご相談ください
免責事項
本マクロは無料でご利用いただけますが、ご使用にあたっては以下の点にご留意ください。
- 自己責任でのご使用をお願いします
本マクロを使用したことによって発生したいかなる損害(データの消失、予期せぬPCのトラブル、業務の遅延など)についても、当ブログ(Sugitama-Lab.)および管理人は一切の責任を負いかねます。
事前にバックアップを取り、自己責任にてご利用ください。 - 動作環境について
SOLIDWORKSのバージョンやエディション(企業向けライセンス、Maker版など)、PCの環境によっては、正常に動作しない可能性がございます。
全ての環境での動作を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。 - カスタマイズと再配布について
企業にお勤めのプロ設計者の方も、個人のMakerユーザーの方も、ご自身の業務や用途に合わせてマクロ(VBAのコード)を自由に改変・カスタマイズしていただいて構いません。ただし、販売目的での二次配布はご遠慮ください。 - サポートについて
原則として、個別の環境に合わせた不具合の修正や、マクロの書き方に関する技術的なサポートはお約束できかねます。
(ブログのコメントなどでご報告いただいたバグについては、今後のアップデートの参考にさせていただきます!)
ルールを守って、日々の設計業務やモノづくりの効率化にぜひお役立てください!












データを軽量化したいときや、設計手順を秘密にしたいときに使えます