【パフォーマンス重視】SOLIDWORKSの動作を極限まで軽くする設定について解説します

 

 

SOLIDWORKSでは、システムオプションなどの環境設定次第で、SOLIDWORKSの動作が重くなったり軽くなったりします。

ハイスペックなPCであれば、設定に依らず動作は安定するかと思いますが、そうでないPCを使用している場合は、環境設定にも気を使う必要があります。

筆者のおすすめ設定については下記の記事をお読みください。

上記の設定である程度、動作が改善されるかと思います。

ですが、それでもまだ「動作がカクカクして操作しにくい。もっと動作を軽くしたい。作業環境を改善したい。」という場合は、この記事の内容をぜひ実践してみてください。

この記事では、SOLIDWORKSのパフォーマンスを極限まで上げる方法を解説します。

具体的には、下記の3点を設定していきます。

パフォーマンスUPのための改善項目
  • Windows10のシステム設定(パフォーマンス優先設定)
  • SOLIDWORKSのシステムオプション設定
  • SOLIDWORKSのドキュメントプロパティ設定

 

それでは解説します。

 

Windows10のシステム設定

筆者PCの関係で、解説ではWindows10の画面を使って設定していきます。

Windows10でのシステム設定によって、SOLIDWORKSの処理速度を上げることができます。

 

視覚効果の設定

この設定は、視覚効果を多少犠牲にしてでも、処理速度を上げる設定になります。

通常よりも文字のドットが粗くなったり、アイコンの影が消えたり、視覚的エフェクトが簡素化されたりします。

 以下の手順で、設定していきます。

①「Windowsボタン」+「x」を同時に押し、「システム」をクリックする。
②詳細情報のウインドウを下にスクロールして「システムの詳細設定」をクリックする
③システムのプロパティ>詳細設定タブから、パフォーマンスの「設定」ボタンをクリックする。
④パフォーマンスオプション>視覚効果タブから、「パフォーマンスを優先する」を選び、OKをクリックする。(デフォルトは「コンピュータに応じて最適なものを自動的に選択する」になっています)

以上でWindows10での視覚効果の設定は完了です。

この設定は、視覚効果を多少犠牲にしてでも、処理速度を上げる設定になります。画面描画が粗くなる代わりに、パフォーマンスを上げることができます。

sugitama

全てのチェックを外すと、表示がサッパリして、かなり粗くなります。

気になるようなら、一部チェックを入れるなど、カスタムしてもいいですね。 

電源オプションの設定

電源プランをパフォーマンス重視の設定にします。

電源プランを変更することで、消費電力が上がりますが、CPUの稼働率を100%にすることができます。

以下の手順で、設定していきます。

①「Windowsボタン」+「x」を同時に押し、「システム」をクリックする。
②電源とスリープのウインドウを下にスクロールして「電源の追加設定」をクリックする
③追加プランの表示>究極のパフォーマンスを選択します。

 

コマンドプロンプトを管理者として実行します。

スタートボタン>Windowsシステムツール>コマンドプロンプトの上で右クリックし、その他>管理者として実行を選択します。

コマンドプロンプトで次のコマンドを入力し、Enterキーを押します。(コピペでOKです)

powercfg -duplicatescheme e9a42b02-d5df-448d-aa00-03f14749eb61

上記①~③の手順に戻り、確認してみてください。

 

以上でWindows10での電源オプションの設定は完了です。

この設定は、電力消費量を多くして、CPUの稼働率をUPさせる設定になります。

究極のパフォーマンスの詳細設定を確認すると、CPUを最小でも最大でも100%で使用することができます。常に全力MAX状態です。

究極のパフォーマンスは、バッテリー駆動中のノートPC等には不向きですが、電力供給状態のノートPCやデスクトップPCであれば設定可能です。

この設定をしておくことで、電力は消費しますが、処理速度を上げることができます。

 

 

SOLIDWORKSのシステムオプション設定

SOLIDWORKSを起動し、システムオプションを設定していきます。

必要最小限の機能のみを残し、メモリ消費を極限まで抑えた設定になっています。

 

以下、各々の項目を設定していきます。

一般>「Windowsエクスプローラにサムネイルグラフィックスを表示」のチェックを外す

図面>「ビュー作成時、隠れている構成部品を自動的に非表示」にチェックする

図面ーパフォーマンス>「図面ビューのドラッグ中に内容を表示」のチェックを外す

図面ーパフォーマンス>「図面を開く際、自動更新をオンに設定」のチェックを外す

ディスプレイ>アンチエリアシングを「なし」に設定する

ディスプレイ>「グラフィック表示基準のダイナミックハイライト」のチェックを外す

パフォーマンス>「再構築の検証」のチェックを外す

パフォーマンス>「標準ビューモードで高度」のチェックを外す

パフォーマンス>「ダイナミックビューモードで高度」のチェックを外す

パフォーマンス>詳細レベルを「低」に設定する

パフォーマンス>「構成部品をライトウェイトとして自動ロード」にチェックする

パフォーマンス>合致アニメーションの速度を「オフ」に設定

パフォーマンス>スマート合致の感度を「オフ」に設定

パフォーマンス>「ドキュメント保存時に質量特性を更新」のチェックを外す

パフォーマンス>「グラフィックパフォーマンスの拡張」にチェックする(Ver.2021以降の設定)

アセンブリ>「ファイルを保存する際にモデルグラフィックスを更新」のチェックを外す

アセンブリ>大規模アセンブリの全項目にチェックする

アセンブリ>エンベロープ構成部品の各項目のチェックを外す

外部参照>「参照ドキュメントを強制的に現在のバージョンに保存」のチェックを外す

FeatureManager>「ダイナミックハイライト」のチェックを外す

FeatureManager>「非表示構成部品のプレビューを有効化」のチェックを外す

メッセージ/エラー/警告>「再構築する度にエラー内容を表示」のチェックを外す

以上で、システムオプションの設定は完了です。

これにより、SOLIDWORKSの機能を最小限に抑え、パフォーマンスを上げることができます。

 

 

ドキュメントプロパティの設定

SOLIDWORKSでファイルを開き、ドキュメントプロパティを設定します。

ドキュメントプロパティは、そのファイル内での設定になりますので、ファイルごとで設定する必要があります。

定常的に同じドキュメントプロパティ設定を使用するのであれば、テンプレートとして設定すると便利です。

ツール>オプション>ドキュメントプロパティのタブを選択し、ドキュメントプロパティを開きます。(部品やアセンブリを開いた状態でないと、ドキュメントプロパティのタブは表示されません)

歯車マークのボタンを押してもドキュメントプロパティを開くことができます。

イメージ品質>シェイディングとドラフト精度の隠線なし/隠線表示の解像度を「低」に設定する

イメージ品質>ワイヤーフレームと高精度の隠線なし/隠線表示の解像度を「低」に設定する

以上で、ドキュメントプロパティの設定は完了です。

これにより、設定したファイルを開いて作業する際、パフォーマンスを上げることができます。

モデルの曲線部分や曲面部分がカクカクに表示されるようになりますが、その分処理速度を上げることができます。

 

 

まとめ

この記事では、SOLIDWORKSの処理速度を最速にするためのの設定について解説しました。

  • Windows10のシステム設定>視覚効果の削除
  • Windows10のシステム設定>電力消費UP(CPUフル稼働設定)
  • SOLIDWORKSのシステムオプション設定
  • SOLIDWORKSのドキュメントプロパティ設定

これらの設定により、処理速度が上がるのを体感できると思います。

これらの設定はあくまで極端な設定例です。

上記設定を全て設定した場合は、無駄なぜい肉を極限までそぎ落とした状態と同じです。

「この設定はいらない。この設定はしておこう」など取捨選択して、心地の良い最適な設定を探していただければいいのかな思います。

 

逆に、上記設定を全部設定してもまだ動作が重いようであれば、PCのスペックアップを検討された方がいいかもしれません。

PCのスペックアップを検討される方はこちらの記事をご覧ください。

 

以上、参考になれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

  

※ 解説した以外でも、「この設定をすれば速くなる」といった情報などがあれば、コメント欄で教えていただけると幸いです。