「SOLIDWORKS はコマンドを実行中のためビジーです」。
作業中にこのダイアログが出て、緑のバーが流れるのをただ眺めた経験は、SOLIDWORKSを使っていれば一度はあるのではないでしょうか。
今回配布するのは、そのダイアログにそっくりな画面を出すだけのマクロ「LookBusy」です。
表示されるのは見た目だけのウインドウで、SOLIDWORKSのデータや動作には何も影響しません。作業は1秒も速くなりませんし、図面もモデルも1つも変わりません。
つまり、何の役にも立ちません。
それでも、このマクロをぜひ使ってもらいたくて、紹介します。
なぜ、こんな「役に立たない」マクロを作ったのか
これまで配布してきたマクロは、どれも作業の手間や時間を減らすためのものでした。図面の一括印刷、アセンブリの比較、表面粗さ記号の削除など、設計者として自分が困ったことを解決するために作ってきました。
ただ、設計の仕事は効率だけでは回りません。モデルとにらめっこして、図面を直し続けた日の終わりには、頭がすっかり疲れていることがあります。
特に設計者は、時間に追われたり、トラブルに見舞われたり、緊迫した時間を過ごされている方も多いと思います。
そんな日が毎日続けば、身体も心も疲れ切ってダメになってしまいます。
作業が楽になるマクロとは別に、少しでも気分がラクになるもの・和んでもらえるものを提供したい。そう考えてこのマクロを作りました。
ビジー状態では、設計作業が止まり、待つしかありません。そのタイミングで、設計者も一息ついて、気持ちも体もリラックスしてもらえたらと思います。
SOLIDWORKSを擬人化してみました
「ビジーです」のダイアログは、SOLIDWORKSが「今、全力で頑張っています」と伝えてくる画面です。本物は、次のような構成になっています。
本マクロ「LookBusy」は、この構成はそのままに、メッセージと選択肢をSOLIDWORKS自身の気持ちに置き換えています。たとえば、こんな具合です。
返事の選択肢も、ついボタンを押したくなるような言い方にしてあります。
「5分休ませる」と「無理やり働かせる」、あなたならどちらを押しますか。
ボタンを押すと、ちょっとした反応があります。
メッセージは1種類ではなく、ほかにもいろいろ用意してあります。表示のたびに内容が変わります。

LookBusyは「忙しいフリ」をするマクロです。SOLIDWORKSも設計者も「ビジー状態」を理由に、一時休憩しましょう。
息抜きや、同僚との話のネタに使ってください
使い方は自由ですが、たとえばこんな場面を想像して作りました。
- 作業の合間に押して、SOLIDWORKSの言い訳に少し笑う
- 隣の席の同僚にダイアログ画面を見せて、話のネタにする
休憩時間の雑談のきっかけになったり、職場の空気が少しやわらいだりしたら、作った甲斐があります。
ただし、同僚に見せるときは、相手とタイミングを選んでください。保存前の作業中や、納期が迫っているときに、本物のビジーだと思わせて焦らせてしまうのは、さすがに本意ではありません。

見せたあとは、すぐに「ニセのマクロなんです」と種明かしをして、一緒に笑ってください。笑い話で終わらせるのが、このマクロの使い方です。
使う前に知っておいてほしいこと
SOLIDWORKSには何もしません
表示されるのは、SOLIDWORKSとは別のウインドウです。SOLIDWORKS本体や、開いているファイルには一切触りません。ダイアログの選択とSOLIDWORKSは関係ありません。
ダイアログは、×ボタンやEscキーで、いつでも閉じられます。
使い方は、swpとexeを同じフォルダに置く
ダウンロードしたファイルには、マクロ(.swp)と、ダイアログを表示するプログラム(SwBusyPrank.exe)が入っています。この2つを、必ず【同じフォルダ】に置いてください。別々の場所に置くと、動きません。
マクロは、SOLIDWORKSのマクロボタンに割り当てて使います。ボタンを登録するときは、実行するメソッドとして「main」を選んでください。ボタンの登録方法は、こちらの記事で解説しています。
ウイルス対策ソフトが反応することがあります
exeファイルを含むため、お使いのウイルス対策ソフトによっては、警告が出たり、ファイルが隔離されたりすることがあります。
SwBusyPrank.exe は、ダイアログを表示するだけのプログラムで、ネットワークには接続しません。ただし、警告が出た場合に許可してよいかどうかは、会社のPCであれば、社内のルールに従ってください。
許可できないときは、無理に使わず、見送って大丈夫です。
動作を確認した環境
動作を確認したバージョンは、【SOLIDWORKS 2021】です。それ以外のバージョンでは、確認していません。
無料ダウンロードの方法
下のボタンから、ダウンロードページに進んでください。
(※システムの都合上「購入」という表記になりますが、お支払いは一切不要です。)
ダウンロードしたファイルは、解凍してから保存し、SOLIDWORKSのマクロボタンに割り当ててご使用ください。
「自分の環境に合わせたい」「ここだけ機能を足したい」ときは
このマクロを、お使いの環境や社内ルールに合わせて改修するカスタマイズをお受けしています(モニター募集中:先着3件は半額)。
Sugitama-Lab. からのお願い
このマクロは、設計に疲れた皆さんに少しでも和んでもらいたくて公開しています。
もし「笑った!」「同僚に見せたら盛り上がった!」と感じていただけましたら、ぜひ下のアンケートやSNSで感想を教えていただけると大変励みになります。
「こんな言い訳をさせてみたい」というアイデアも、お待ちしています。
ほかの作業も、マクロで自動化できるかもしれません
「この作業も自動化できないか?」というご相談も歓迎です。現役の設計者が、業務に合わせたオーダーメイドのマクロをお作りします(モニター募集中:先着3件は半額)。見積もりのご相談は無料です。
免責事項
本マクロは無料でご利用いただけますが、ご使用にあたっては以下の点にご留意ください。
- 自己責任でのご使用をお願いします
本マクロを使用したことによって発生したいかなる損害(データの消失、予期せぬPCのトラブル、業務の遅延など)についても、当ブログ(Sugitama-Lab.)および管理人は一切の責任を負いかねます。
ご自身の責任においてご利用ください。 - 動作環境について
SOLIDWORKSのバージョンやエディション(企業向けライセンス、Maker版など)、PCの環境によっては、正常に動作しない可能性がございます。
全ての環境での動作を保証するものではありませんので、あらかじめご了承ください。 - カスタマイズと再配布について
企業にお勤めのプロ設計者の方も、個人のMakerユーザーの方も、ご自身の業務や用途に合わせてマクロ(VBAのコード)を自由に改変・カスタマイズしていただいて構いません。ただし、販売目的での二次配布はご遠慮ください。 - サポートについて
原則として、個別の環境に合わせた不具合の修正や、マクロの書き方に関する技術的なサポートはお約束できかねます。
(お問い合わせページやアンケートでご報告いただいたバグについては、今後のアップデートの参考にさせていただきます!)
ルールを守って、日々の設計業務やモノづくりの効率化にぜひお役立てください!


















全く役に立たないマクロですが、このマクロで一瞬でもほっこりしてください。